【暴走】勘違い男による被害報告16人目【粘着】 より
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457 名前:おさかなくわえた名無しさん:2007/10/30(火) 18:10:07 ID:6Vk+9Bx7
ちょっとした昔話を投下。もしかしたら勘介とは違うかもしれないが……。

私が中学生のとき、同じ学年に3人のエヴァヲタ男子がいた。仮名、A、B、Cとしておく。
学年といっても、1学年あたり30~50人程度しかいないので、クラスの違いにあまり意味はない。
タイミングを見計らっては劇中のセリフを言って内輪で盛り上がるようなイタい子たちだったが、周りもみんなそれぞれにイタいリア厨なのでさほど目立ちもせず、それなりに馴染んでいた。
 
あるときの昼休み、教員から頼まれて、Aに茶封筒を届けた。
「先生から。進路関係のことらしいから、保護者の方に必ず目を通してもらうように、って」
だいたいこんな感じに、伝えるべきことだけを普通かつ事務的に連絡して私は昼寝に戻ったんだが、どうもこのときにロックオンされたらしい。

460 名前:おさかなくわえた名無しさん:2007/10/30(火) 18:30:45 ID:6Vk+9Bx7
もともと私はわりと淡泊なタイプで、感情があまり表に出ない。
髪質もやや内巻きで、ショートカットにしていたということもあって、3人に綾波認定されたらしい。
どうでもいいことだが、私は本名にも綾波っぽい部分がある。
 
ものもらいができて眼帯をしていたとき、掃除中に距離感を誤って階段から転落して腕を折ったんだが、3人が随分嬉しそうに私の怪我姿を眺めているのを見て腹が立ち、ついでに何が面白いのか興味も持ち、以後奴らをヲチすることにした。
結果、私が3人の視野のなかで理科教師(男)と会話していると、
「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!(ry」
とか
「おまえ●●がタイプなのかよ」
とかエヴァごっこをはじめることが分かった。
私は理科が好きで、放課後にいろいろと実験をさせてもらう約束をしていただけなのだが。
 
あまりにバカっぽくて滑稽なのでヲチしつづけた。
私はニラニラしているつもりだったが、Aの目には恋する綾波レイがうつっていたらしい。
放課後の実験中、教師が目を離したときに、Aに凸された。

462 名前:おさかなくわえた名無しさん:2007/10/30(火) 19:03:21 ID:6Vk+9Bx7
A「●●はさ、怖くないの?」
ちょうどガスバーナーを用意するタイミング。怖いというのはバーナーのことかと思った。
私「別に。(バーナーには)慣れてるし」
 
A「死んじゃうかもしれないんだよ!俺は怖いよ……」
私「そりゃひどい事故が起きれば死ぬかもしれないけど」
 
A「うん怖い死ぬの怖いふじこふじこ」
私「怖いなら出てけば?死ぬとするなら実験してる私のほうだから」
 
こんな感じの会話のあと、帰れといったのに帰らないAが、スッと眼鏡を差し出した。
当時の私はエヴァなんかほとんど知らないに等しい。
「私にそんなもの見せてどうしたいんだ」
とかなんとか反応に困っていたら、抱きついてきた。
とりあえず殴った。
 
「わ、笑えばいいと思うよ」
私も混乱してしまい、なにシンジ君になりきっちゃってんのバーカ!と大声で嘲笑した。
 
「俺にはわかるんだ!ずっと俺のこと見てたじゃないか。好きなんだろ?俺だけの綾波になってよ!」
また抱きつこうとしてきたので、もう一度殴ったところ、Aは泣きながら退散。
「どうせ俺なんて」とかわめいてた気がする。

以後もAたちは遠目からこちらを観察してはエヴァごっこをつづけたが、凸されたのはこれ1回きりだった。
卒業式の日、げた箱に「僕の綾波へ」とか書かれた手紙が入っていたが、読まずに捨てたので中身は知らない。


465 名前:おさかなくわえた名無しさん:2007/10/30(火) 20:07:41 ID:Gj2AJQ3c
虹と現実の区別がつかなくなったヲタって怖いんだな…



笑えねぇ
笑えねぇ
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TRIUMPH RECORDS (2010-06-01)