383: 名無しさん@おーぷん 2016/01/16(土)15:56:30 ID:dZ4
最近あった神経わからん話。

一ヶ月くらい前から、地元の大型スーパーのフードコートでバイトを始めた。
先週の日曜に同じ店の先輩と昼食を食べに社員食堂に行ったら、先輩は食堂内で知ってる顔を見つけたらしく、私を連れてそのテーブルについた。
そこにいたのは私と同じ位の年(私は大学1年)の男の子(以下A)で、先輩は私を紹介してくれた。
Aはフードコート内の別店舗のバイトで、ノリの軽い男だった。

会話は盛り上がり、あっという間に昼休みが終わったように感じたくらいだった。
店に戻る時先輩が
「あいつ、おもしろいでしょ?」
と聞いてきたので、
「そうですね、楽しい人ですね」
と当たり障りなく答えた。
「でもあいつ彼女いるんだよなー、残念でしょw?」
と、あきらかに冗談と分かる口調で聞いてきたので、
「あら~、それは残念w」
と、こちらもあきらかに冗談と分かる口調で返しておいた。




次にAに会ったのは、それから2週間くらいたっていた。
バイトから帰ろうとバックヤードを歩いていたとき会ったのだが、2週間もたっていたのでAのことはすっかり忘れていて、普通に
「お疲れ様でした~」
と言いながら通り過ぎた。

386: 名無しさん@おーぷん 2016/01/16(土)16:36:21 ID:dZ4
「あ、ちょっと」
と呼び止められ、やっとこの前先輩と一緒に話した人だと気がついた。

Aは突然、
「先輩に聞いたんだけど…ごめん」
と私に言ってきた。
が、前述の通り2週間もたっていたので、やはり何のことか分からなかった。
Aは言いにくそうに、
「俺と彼女幼馴染で長い付き合いなんだ。だから裏切れない」
と。
そう言われてやっと分かった。
先輩がどう話したのかは分からないが、きっとおかしな伝え方をしたのだろう。
Aに勘違いさせるようなことを言った先輩も先輩だが、冗談で返した私も悪いと思って、慌てて訂正しようとしたら…。

「でも先輩にその話聞いて以来、君のことが気になって気になって…」
と、Aは思いがけないことを言い出した。
「で、どうしようもなくなって、君の事彼女に正直に話したんだ」
は?
「そしたら彼女、『そんなに気になるなら半年間時間をあげるから、その人と付き合ってみなよ』って言ってくれたんだ」
は?
「半年後にちゃんと私の所に戻ってきてくれたらそれでいいからって」
へ~。
「絶対私の所に戻ってきてくれるって信じてるからって言ってくれたんだ」
ほ~。
「だから君も気にしなくて大丈夫だよ。ちゃんと彼女は分かってくれてるから!」
そうですか。

「私はあんたたちの恋愛ごっこに付き合う気はない。
人のことを恋愛ドラマを盛り上げるスパイスとでも思ってるのか?
そもそも、私はあんたにミジンコほども興味がない。
いや、それ以前に全くタイプではない。」

と言ってAを置いて帰った。
うっかり、オブラートに包むのは忘れたけど、別にいいや。

翌日先輩に確認すると、案の定先輩は冗談で
「お前に彼女がいて、私ちゃんが残念がってたぞ(笑)」
と言っただけだったらしい。
先輩には謝られたからまあいいけど、よくその会話だけであそこまで勘違いできるなあと、Aにスレタイ。

ちなみにAの彼女も、フードコート内の別店舗で働いているらしい。
田舎なので、大抵の人はここで働いている。先輩にどの子か教えてもらった。

たいした話じゃなくてごめんね。
あれ以来、
「無理すんなよ、自分の気持ちに素直になれよ」
と言いたげなAの視線と、
「私はいいのよ、半年だけ我慢してあげる。でも半年後には…ごめんね」
と言いたげなA彼女のキラッキラな視線にゲンナリしてたから、誰かに聞いてほしかった。

あんたら本当にお似合いだよ。



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