今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その11 より
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949: 名無しさん@おーぷん 2016/02/28(日)21:03:27 ID:ltX
ストーカー規制法が施行される直前の話。
そのころは桶川ストーカー殺人事件で警察の不手際が問題視されていて、警察署の対応が地域によってずさんなところや、過敏になってるところもあった。

当時、俺はある政令指定都市に住んでいたんだけど、そこの地域の会社に同期入社した大学からの友人
がいた。
会社の近くに某大手スポーツジムができたので、俺たちは仕事終わりに通うようになった。
当時、俺はマッチョに憧れて筋トレばかりしてたんだけど、友人はランニングマシンとか有酸素系のトレーニングをしていた。

しばらくするとそこに、大学卒業したてで元気ハツラツのOLさんが通ってくるようになった。
その子の印象は森三中の村上知子を縦長にしたような感じなんだけど、朗らかで愛嬌のある子だった。
友人と二人が並んでエアロバイクやランニングマシンで運動をしていたりするのをよく目撃してた。

その後、俺は会社の業務拡張で部署ごと同じ市内に新たに建設されたビルに異動になり、同時に忙しくなった。
出勤方向が違うのでスポーツジムにも行けなくなった。
友人とも会社で会うこともなければ、一緒に飲みに行ったりする時間もなくなっていた。




ある時、友人から
「(村上知子似の女の子、以後村上ちゃん)からストーカーされている」
とメールがきた。
曰く、
「スポーツジムに行った日は必ずと言っていいほど少し遅れてジムに来る。」
「そして、必ずと言っていいほど隣のマシンに来て話しかけてくる。」
「自分より遅れてきたのに、帰る時間が一緒」


俺は、
「たいてい仕事終わってジムに来るんだから時間は重なるだろうし、トーレーニングのルーティーンが似た人はトレーニングマシンが重なることもあるし、終わる時間もほぼ同じになるだろ」
って返したんだけど、友人は
「あいつはストーカーだ」
と主張し続けていた。

俺は「気にしすぎだ」と返していたんだが、ジムで友人が村上ちゃんとあった日は必ずメールを送ってきた。
そのうち俺も
「村上ちゃんも愛嬌があってかわいいから思い切って付き合ったら?」
とか、
「こんなに人に愛されることはないかもよ」
とか茶化して返していた。

950: 名無しさん@おーぷん 2016/02/28(日)21:04:09 ID:ltX
ある時、
「やっぱりあいつはストーカーだった」
とメールがきた。
当時、俺たちが住んでいた都市から車で2時間程離れたところに、県下で巨大なショッピングモールができていて地域の話題になっていた。
なんでも、友人が新しい車を買ってドライブがてらにそのショッピングモールに行って、いろいろショップを見ていたところ声をかけられ、振り向いて見ると村上ちゃんだったという。
『こんなところでお会いするなんて奇遇ですね』って白々しいこと言ってやがった。」
「しかも母親も一緒で、俺と母親を合わせて何考えているんだあいつは!」
という内容だった。

俺は、
(あれ?こいつおかしくなってないか?)
と思い、
「今は人気スポットになってるから、休日だったら知り合いと会う可能性は十分あり得るだろ?」
と返したら
「お前みたいに軽く考えるやつがいるから、ストーカー殺人が起きるんだろ!」
って返ってきた。
俺もカチンときて
「だったら警察に相談しろよ」
と送り返すと、
「警察が当てになるわけないだろ!」
と返ってきた。

そのとき俺は、
(あいつ大丈夫かな?)
とくらいにしか考えてなかったんだけど、それから友人からのメールがとんと来なくなった。
俺も忙しさもあったから気にしていなかった。

951: 名無しさん@おーぷん 2016/02/28(日)21:05:08 ID:ltX
3か月ほどした頃に警察から電話がかかってきた。
「(友人)がストーカー容疑で捕まっている」
というものだった。
なんでもある女性を尾行していて、その女性の彼氏に取り押さえられたらしい。
警察が言うには、友人は
「女性の方がストーカーであって自分が被害者であることを(俺)が証明してくれる」
と言っているという。
(裁判になったら証人として出廷するのかな~会社にどう説明しよう?)
と考えながら警察に出向いて行った。

俺が女性と面会することはなかったけど、女性というのは村上ちゃんのことなんだ。

警察に行くと、友人の主張は
「(村上ちゃん)にずっとストーカーされてて悩んでいた。警察も当てにできないから自分で解決しようと思った。」
だそうで、
「どうやって俺の行動を把握しているのかわからないから、こちらが逆に(村上ちゃん)の動きを監視して、自分の家のポストや周辺をうろついていうる証拠をつかんでやろう」
と考え行動に及んでいたみたい。

村上ちゃんは誰かにつけられていると感じていたらしく、彼氏に相談していて警察にも相談しに来たことがあったらしい。
そしてある夜、スポーツジムの帰り家の近くで張り込んでいた彼氏が友人を取り押さえ、近くを巡回していたパトカーですぐに警察に連行されたらしい。

俺は携帯に残っていた友人とのメールのやり取りを全部見せて、俺の知っていることを全部話した。

結果、友人の思い過ごしということで決着はついて、友人は警察から厳重注意され、“二度と村上ちゃんに近づかない”という念書を書かされた。
そして
「しばらくの間は警察の監視対象になる」
と警告された。
一応、村上ちゃんも
「自分の行動が誤解を生んで申し訳ない」
と謝ってくれたらしい。

俺は翌日の昼前に身元引受人として再び警察に出向いて行った。
友人は強面の刑事さんから、スポーツジムも辞めることと監視をしばらく続けることを念押しされていて、やつれてちっちゃくなって出てきた。

警察でそうとう絞られてたみたいだったから、
「当面仕事に打ち込んで頑張れ」
と励ましていたら、友人がポソリと
「あの子、彼氏いたんだな」
とつぶやいた。
どうやら、村上ちゃんのこと好きになってたみたい。
最悪の失恋だ。

952: 名無しさん@おーぷん 2016/02/28(日)21:07:39 ID:ltX
その後、友人はしばらくして会社を退社して故郷に帰って行った。
一応、ストーカー容疑のことは会社には知られていない。
会社には“故郷の親の世話のため”の退職となっている。

退職前に友人と話すと、友人の住んでいるアパートの周りでパトカーの巡回が増えたらしく、必ず中の警官が目を合わせてくるらしい。
そして2週間に一度は刑事が訪ねてきて村上ちゃんに付きまとってないか確認し、どうでもいい説教をして帰ってたらしく、それで心を病んでしまったらしい。


実は今日、村上ちゃんと偶然会った。と言うより見かけたんだけど。
それで、友人のストーカー事件を思い出して書き込んでみた。
村上ちゃんは俺と会話したのはスポーツジムで数回程度だから、俺のことはすっかり記憶にないみたい。俺のことは気が付かなかった。
彼女は村上知子に似てるから俺はすぐに気が付いた。
ラガーマンみたいなでっかい旦那さんと村上ちゃん似の小学生くらい男の子と買い物していた。
村上ちゃんは横幅も広がっていてかなり村上知子に近づいていた。
幸せそうでなによりだった。



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