252: 名無しさん@おーぷん 2017/06/18(日)11:14:51 ID:ADM
ファストフードで一人で休憩していたら、20年前に大学で同ゼミだった男性に偶然会った。
挨拶だけで終わるかと思いきや、前に座ってきた。
休憩したかったんだけど、まさか「どいて下さい」と言うわけにもいかない。
その男性には、本当言うといい思い出がなかった。
在学中、私はある試験に受かったが彼は受からず、そのことで罵倒された過去があったから。

でも20年も前のことだし、
(世間話を数分して席を立てばいいか)
と思い、
「お久しぶりです。最近どうですか」
くらいに軽く話を振った。


そしたら相手が怒涛の勢いで奥さんの悪口を言い始めた。
「掃除しない」とか、「子育ての方針がおかしい」とか、その他もろもろを一気呵成。
私は相手の奥さんに一度も会ったことがないし、そもそも男性本人と友人ですらなくて、結婚式ももちろん呼ばれてない。

顔も知らない奥さんの愚痴というか悪口を聞かされてうんざりし、わざとらしいが
「あっこんな時間!」
と時計を見るふりをして立ち上がった。
そしたらいきなり腕を掴まれて
「きみと結婚していればよかった」
と言われた。

(は??私はあなたと付き合っていたこともなければ友達ですらありませんでしたよね?)
でも相手は腕を掴んだまま
「きみが忘れられなかった」
とか
「若い頃の夢をかなえたきみがまぶしかった」
「挫折してしまった自分が不甲斐なく、連絡できずにいた、ごめん」

と言う。

怖くなったので、振り払って走って逃げた。
奥さんへの不満から、架空の女性像を脳内で作っちゃったのかな?
少なくとも彼が語っていた女性は私じゃなかった。
名前と職業が一致してるだけで。
勘助とかじゃなくイっちゃってる感じだった。
今思い出しても気持ち悪い。



この彼女はフィクションです。(4) (週刊少年マガジンコミックス)