509: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)19:41:54 ID:grS
社会人2年目の時、
(習い事でもしよっかなー)
と思って市の『何々教室』というのに見学に行った。
説明してくれたのは四十代後半くらいの優しそうなおじさん。
とてもていねいに対応してくれたし、内容もよさそうだったから入会を決めた。

次の週末にはじめて出席したら、挨拶する前にワーっと人が寄ってきた。




「きみが何々(私の下の名前)さんか~」
「話は聞いてるよ~」
って取り囲まれて
(えっ何?)
と思っていたら、
あの優しそうなおじさんに向かって、みんなが
「よかったなーお前にも春が来たな」
とか
「こんな若い子とうらやましい」
とか言ってる。

(まさか…)
と思ってたんだけど、
その人たちがおじさんを私の方にドンっと突き飛ばした。
おじさんがニヤニヤしてるのを見て、
(うわー無理無理)
と思った。

トイレ行くふりして逃げて、それっきり行ってない。
入会金は振込済みだったけど勉強代と思って諦めた。
電話が何回かあったけど着拒して無視。
入会する時住所書いちゃったけど、社員寮だったからか何もなかった。

もしかしたら考えすぎだったのかもしれないけど、あの空気に耐えられなかったから、逃げといて正解だったと思ってる。



Never Push and Never Pull (English Edition)