577: 名無しさん@おーぷん 2019/03/21(木)15:12:10 ID:i19.08.1h
学生の頃、サークルの先輩から
「社会人の女友達に、誕生日プレゼントで腕時計を貰った。高い品だった。
高めの品をお返しに贈りたいんだが、何がいいだろう?」

と、相談された。
あ、先輩は男で私は女ね。

女性に贈る+高い物で
「花束とか?」
と言ってみたら
「いや、それだと告ってるみたいだから他のもので」
「うーん、ならアクセサリですかね」
と、悩みながら答えると
「あ、俺、アクセサリ分からないから、(私)ちゃんが選んで」
こうして丸投げしてきた時点で断ればよかったんだけど、
(まあ、いつも世話になってるし…)
と、引き受けてしまった。

私はその女友達に会ったことはない。全くの知らない人。
「写真見せてください」
と言ったら
「ない」
という。
「芸能人で言ったら誰に似てますか?」
とか
「服装はカジュアル系?可愛い系?」
とかいろいろ聞いたけど、
「俺、そういうの分かんないんだよね」
の一点張り。
分かったのは、髪が短いということだけだった。




その後
(顔も趣味も分からない相手のアクセサリ選ぶとか無理だよなー)
と考えて、
「あ、ブランド物のハンカチがいいんじゃないかな」
と思いついた。
ハンカチは消耗品だし、無難なデザインを選べば趣味の影響は少ない。
値段については、枚数で調節できる。
先輩に
「ブランド物のハンカチはどうでしょう」
と聞いた。
この時、相談された日から三日くらい経っていたと思う。
先輩は露骨に顔をしかめて
「俺、もう、女友達に『お返しにアクセサリはどうだ』って言っちゃったんだよね」
言っちゃった、じゃねーよ。
人に丸投げしておいて。
(うへえ)
となったけれど、男性にアクセサリを選ぶのは難しいだろうし、プレゼント選びを断りはしなかった。

当時よく行っていたアクセサリショップ(宝飾店じゃなくて、若向けのおもちゃみたいなのを置いてあるところ)の店員さんに簡単に事情を説明して相談したところ、
「では、真珠がいいですよ。
真珠ならだれでも似合いますし、冠婚葬祭にも付けられますから。
予算からするとセットがいいですが、セットで買うと高いですから、ネックレスとイヤリングを単品で買うといいですよ」

とのことだった。

翌日、先輩に真珠の話をして、相談に乗ってくれたアクセサリショップに先輩を連れていき、ネックレスとイヤリングを購入。
そしてそのまま解散した。

2~3日して、先輩から
「これ、相談に乗ってくれたお礼」
と、紙袋を差し出された。
開けると、
中には猫缶が一つ入っていた。

私は猫を飼っていない。
先輩は時々私の事を
「猫に似てる」
と言っていたので、冗談のつもりで猫缶を渡してきたんだろう。
私は知らない人のアクセサリ選びに、本気で悩んだよ。
アクセサリショップの店員さんに相談するのも、結構ハードルが高かった。
で、その返礼が、私にはまったく必要のない猫缶?
そういえばアクセサリを購入した時も、「ありがとう」の一言もなかったな。
先輩はドヤ顔でニヤニヤ笑っていて、すごく気持ち悪かった。

猫缶は、猫を飼っている友達にあげた。
友達は驚いていたけれど、事情を説明する気になれなかった。

その後、一か月くらいして先輩に告られたけれど、断ったら驚いていた。
まあ、猫缶事件以前は仲良かったからね。
でも断った後、ネットの女たたきコピペをどや顔で語っては
「女尊男卑! 女は男をいいように使ってうんぬん」
と言うようになったので、断ってよかったと思う。



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