275: 新年まで@35:42:39 19/12/30(月)12:17:21 ID:lQ.cb.L1
ガチの良い所生まれ良い所育ちの子に、片思いしてた。
その子の地元は閑静な高級住宅地で、今暮らしている所も同県の中心部でありながらゴミゴミしてなくて品の良い所。
職場が同じなんだが、そこもその子からすれば隣県にはなるけどやっぱり都会。

俺の住んでる所はその職場から準急で一駅のところ。
たった一駅離れただけで急に下町感が出て雑多な感じは否めないが、俺の地元でもあるし繁華街と職場は電車で数分の距離、なのに家賃が安くて気に入っていた。

その子や他の同僚交えて数名で食事や飲みは何度もあったけど、ある日、初めて二人で飯に行けることになった。
俺の自宅近くの店を予約した。
話は弾んだし、二軒目もいった。




でもそれ以降、たまに飯に行くことはあっても絶対に地元には来てくれなかった。
「言いにくいけど変な人が多いし、雰囲気が苦手」
と打ち明けられた時は腹がたった。
(都会っ子だからお高くとまってんだな、だからって人の地元をそこまで下げるとは神経わからん)
と思うと気持ちが冷めてしまい、数名で行動することはあっても二人での飯には誘わなくなった。
向こうも自分に恋愛感情はなかっただろうから、距離が縮まることは無かった。

でもよくよく考えたら、大学から一人暮らしだし引っ越しも何度もしてるけど、地元以外の土地に住んだことが無かったんだよ。
酒の勢いで初見の他人相手にやたらとフレンドリーに絡んできたりナンパするリーマンや若者集団。
酔い潰れて道の端に転がってるおっさん。
人混みに混じってたまに見かける小汚い爺さんやら騒ぎながら横に広がって歩く大学生やら。
そういのって都会だろうが下町だろうがどこにでも居ると思ってたわ。
つい最近の引っ越しでやっと地元を出たんだが、飲食店近辺でさえ↑みたいなのほぼいないんだよ。
酔っ払いもほろ酔い程度で無駄に騒がないし、スマートに歩いてるんだよ。

俺にとっては当たり前だった町の景色が、『そうでは無かった』と知った時に、うっすら
(用事がない限りはわざわざあんなところ(俺の地元)では遊びたくないな)
と思ってしまった。
(無知は罪ってこういうことか)
と思いつつ、
( “自分が一番苦手だった『都会かぶれ』な人間” になってしまったかも)
と嫌気がさしたりもして、俺自身の神経もわからん。



向こう側の景色
向こう側の景色