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838: 名無しさん@おーぷん 21/09/02(木)22:27:41 ID:PF.qq.L1
かつてうちの会社で、【恐怖の切手ベタベタ事件】というものがあった。

『会社用のポストに、宛名だけ書かれてて住所も差出人も書かれてないし消印もないのに、切手だけがベタベタ貼られた封筒が投函される』
というもの。
その切手の貼り方が異様で、例えば、50円・20円・10円、みたいに一枚で終わらせず、何枚も貼ってくるスタイル。
貼りすぎて封筒の表面がボコボコ波打つほど(濡れて乾いた紙の感じ…伝わるかな)。
そもそも宛先も消印もないから直接投函してるはずなのに、わざわざ切手を貼る意味がわからない。

宛名は、当時大学を卒業して入社したばっかりの新人ちゃん(女子)。
個人宛の封筒が社用ポストに投函された異常事態ということで、上司や同僚(の一人が私)が立ち会う中、本人同意のもと開封された中身は、まごうことなきラブレターだった。
「抑えきれない恋心を伝えたくて、でも名を明かすつもりはない、君は一人じゃないことを覚えていてね、ずっと見守ってるよ」
みたいな中身だった気がする。




そこまで過激な内容こそないものの、正体不明の人物に想いを寄せられてると分かり、心底気味悪がる新人ちゃん。
事態を重く見た上司が、更に上の上司や他部署に報告し、
「これこれこういう事があったからみんな気をつけるように、あと心当たりがあるものは名乗り出るように」
と通告。
そしたらアッサリ犯人?が名乗り出た。

「怖がらせるつもりは無かった」
と反省しきりで出てきたソイツ、脂ぎった肌と突き出た腹が印象的なアラフィフ独身男。
「大学出たばかりの子に対して身の程をわきまえろ」
と上司はカンカンだった。

そして、何故あんなに切手を貼ったのか、その理由がやばかった。
アラフィフ男、さすがに新人ちゃんと本気でどうこうなろうという気はなかったらしく、
「でも恋心()を抑えられなくて手紙を思いついた」
とか。
「でもせめて、ちょっとでも彼女のそばに自分の一部(とは本人の表現)が寄り添ってほしくて」
それで念入りに念入りに切手を舐めて封筒に貼っていたのだそう。

意味がわからない。
(ちなみにこれを聞いて上司は、保管してた手紙の写真を念のため撮って、現物は即刻捨てたとか。)
あまりの気持ち悪さに大激怒した上司によってそいつは大目玉をくらい、翌年の人事で男だらけの部署に飛ばされた。

以後、事情を知る一部の人の間で、伝説的に語り継がれる事件になってたんだけど。
このコロナ禍において、
うちの子会社のところに謎の手紙が投函されたという話が回ってきた。
話によると、
「子会社いち可愛い女の子(二十代)宛で、差出人も消印もないのに何故か大量の切手がベタベタ貼られている」
という。
で、当時の事情を知る者が呼ばれ、久しぶりに事件の顛末を現上司に話してきた。
あの時のアラフィフ男、殊勝な態度だったらしいがちっとも反省してなかったんだな…。

そしてソイツは現在、社外でのクラスターによる濃厚接触者で自宅謹慎してるはずだから、そういう意味でも二重三重に神経疑うわ。
子会社がコロナに見舞われないことを祈るばかり。



菌 ~病原体を根絶せよ。人類と薬剤耐性菌の攻防史