1500: 名無しさん@おーぷん 21/09/08(水)08:22:18 ID:8b.tn.L1
親戚のA子とB子は双子の姉妹。
同じ年に結婚した。
そしてA子が娘を産んだ一年後、B子も妊娠した。
臨月に入るころ、B子はわき見運転していたトラックに引かれ、お腹の子供と一緒に他界した。
B夫の悲しみようは深く、一時期は後追いを心配してB母やB姉が一緒に住んでたほどだった。

事故から3か月後、B夫がA家に行って
「どうしてもB子の子が欲しい。
だからA子さん、俺の子を産んでください。
俺とA子さんの子なら、遺伝子的には俺とB子の子と同じだから」
と、言いだした。
A夫婦はきっぱりと断ったが、B夫は諦めなかった。
電話やラインやアポなし凸などかなりしつこくて、神経が参ってしまったA子は娘を連れて私実家に避難した(A子実家だと、B夫に見つかるかもしれないから)。

B夫の事情が事情だから、A夫婦は断りはしても優しい言い方をしていた。
そのためか、B夫はいくら断られても引かなかった。




二か月後、A家にアポなし凸したB夫は、A夫に
「A子さんが俺の子を産んでくれないのは分かりました。
じゃあ、娘さんでいいからください」
と言った。
本当に『娘さん “で” いい』と言ったそうだ。
それも、『仕方がないから妥協してやる』という顔で(A夫談)。

これにA夫がぶちぎれた。
「人の大切な娘に向かって、『娘さん “で” いい』とは何様のつもりだ!」
「遺伝子がどうだろうと、A子とB子さんは別人だ!
A子の産んだ子がB子さんの産んだ子と同じになるか!」
「そもそも一人で赤ん坊を育てられるのか?
親に頼る?
自分で育てる気もない癖に、子供を欲しがるな!」

こんなことを怒鳴りまくったらしい。
B夫はそそくさと帰っていき、それからはしつこい粘着がピタッと収まった。

数日後、不安になったA夫がラインしたところ、既読スルーされた。
とりあえず既読が付いたことに安心して、そのまま放置したそうだ。

一か月後、B夫からAB母に、
「実家に帰ることになりました。
今までお世話になりました」

との連絡があったそうだ。
それっきり、AB実家ともA夫婦とも、音信不通になった。

それから数年たった、去年のこと。
仕事がらみで偶然B夫に会い、少し話した。
B夫は
「僕、再婚して子供も生まれたんですよ。
これが妻と娘です」

と、嬉しそうに写真を見せてくれた。
奥さんは、B子にそっくりだった。

とりあえずA子に、
「B夫さんは再婚して子供もできて幸せそうだったよ」
とだけ教えておいた。



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