853: 名無しさん@おーぷん 21/09/20(月)23:21:34 ID:lc.ud.L1
私の息子の衝撃体験、長文です。

大学を卒業して4月から会社員をやってる息子が、先週カンカンに怒って帰ってきた。
怒っているというより、『恥ずかしさのあまり頭が沸騰している』というのが近い。

息子の勤め先は、B to B で一般には知られていないけど、業界では有名な堅実な企業。
夫も私も
「いいところに決まったな」
と喜んだ。
私の両親と夫の両親(ウトとトメ)にも報告して、彼らは業界のことは知らないから、息子から説明されても
「ふーん?
まあ、堅いところならよかったね」

という感じだった。

それが突然、誰にも何の連絡もなく、会社の受付にウトがどどんと現れた。

以下、息子から聞いた話。
ウトは息子からもらった名刺を出して
「この人はどこにいるかな」
と言った。
受付の人が
「お約束ですか?
ご用件は」

と聞くと、ウトは
「孫だ、働いてるところを見に来た」

いやいやいや!会社は親の参観日ってないから!




854: 名無しさん@おーぷん 21/09/20(月)23:23:23 ID:lc.ud.L1
「内線電話で呼び出しますから、ここでお待ちください」
という受付を無視して、ウトはずんずんと歩を進める(訪問者は本当に怪しい奴じゃないか確認できるまで、社内には入れられない)。

受付があわてて息子の部署に連絡している間に、ウトは通りがかりの社員に
「××課(息子の部署)はどこですか」
と聞いてその部屋に入ろうとしたが、各課の部屋はカード認証なので課員本人しか入れない(中から開けてもらうことはできる)。
たまたま課の部屋から出てきた社員がいて、ウトはその人と入れ違いに入ろうとし、『どちら様ですか?』ともめているところに、受付からの電話で息子が飛んできた。

「じいちゃん、何やってんだよ!」
と真っ赤になって怒鳴る息子。
「おまえがちゃんとやってるかどうか、見に来ただけだ」
と悪びれないウト。
課長が
「おじい様ですか、(息子)さんは頑張ってくれてますよ。
お話もあるでしょうから、一階のロビーへどうぞ」

と大人の対応で案内しようとしたら、
「孫の働いているところを見せてくれ」
と部屋へ入ろうとする。

息子が半泣きになって押し返そうとするのを、課長が
「じゃ、軽く一周なさってください。
企業秘密のところもありますから、あまりパソコンや書類などじろじろ見ないでくださいね」

と、息子に連れて行ってやるよう指示した。
ウトにしてみれば全く知らない業界なので業務内容に興味はなく、息子のデスクや椅子を見たり社員の皆さんに挨拶したり窓から外を眺めたりした後、一階のロビーで息子に缶コーヒーを買ってもらい、ゆっくり飲んで満足して帰っていった。

855: 名無しさん@おーぷん 21/09/20(月)23:25:47 ID:lc.ud.L1
全部で20分くらいの間のことだけど、息子は
「一生分の冷や汗をかいた。
あと、課長には一生ついていこうと思った」

と言ってた。

社員の皆さんは心の広い人ばかりで、
「おじいちゃんが参観に来たってー?」
「孫がよほど心配だったんだろうねー」
「おじいちゃん孝行しなきゃだめだよー」
と笑って済ませてくれた
でも
「なんか堂々とした人だったよね、会社で偉い人だったの?」
と言われたのが、息子としては一番恥ずかしかったそうだ。

ウトは元大学教授なんだよね、大学のなかでも偉い人だったらしい。
だから研究員や若い学生にちやほやされるのに慣れてて、それが当然と思ってるんだ。
でも今、コロナのおかげで暇を持て余している。
65歳まで定年延長で勤め、そのあと10年くらいは関係団体とかいろいろ出かけるところがあったんだけど、80歳近くなって公的な集まりに呼ばれることも減っていた上に、コロナ禍だから高齢者が遊びに行けるところがなくなってしまったわけ。
夏の間は猛暑と天候不順でお出かけする気になれなかったけど、涼しくなってきたので
「暇だなあ、孫の顔でも見に行くか」
ってことで息子の勤め先を襲撃したらしい。
ちなみにウトもトメもワクチン接種は済んでいる。

トメは帰ってきたウトから
「(息子)の会社に行ってきた」
と聞いてびっくり。
息子から電話で苦情を言われて
「いつものように本屋か喫茶店に行ったと思ってた」
と謝っていた。

息子は
「俺の勤め先が(ウトの家から)一番近かったから真っ先にやられたんだな。
○○ちゃんや××ちゃん(社会人のイトコ)に、注意喚起しておかないと危ない」

とメールや LINE に張り付いている。



ボケてる暇はありません! !
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