463: 名無しさん@おーぷん 21/12/18(土)11:27:16 ID:Ma.w1.L1
その昔、婚活で会ったおばちゃんの神経がわからなかった。
長いです。


当時、私は25歳で地方(田舎)の実家暮らしで彼氏無し。
仕事は好きだが忙しく、誰かと出会ったり紹介してもらうということを考える余裕はなかった。
が、気がつくと同級生たちのほとんどは結婚していて、私も少し焦りはじめた。

そんなとき、市が婚活支援をしていることを知った。
市が認定した結婚世話人を紹介してくれて、そこで結婚できたら市からお祝い金も出るというので、次の休みに問い合わせた。
紹介された結婚世話人のおばちゃんはバツイチで、自分が失敗した経験を元に有益なアドバイスをくれるそうだが、今にして思うとだいぶ変な人だった。

まず、
「25歳にもなって婚活を始めるのが遅すぎる」
とさんざん説教され、
「あなたに紹介できるのはこういう人だけです」
と、
40以上の男性ばかり紹介された。




(そういうものか…)
とその場では思い、会ってみたものの、当然ながら歳が離れすぎて話は合わない。
結婚しても私は仕事を辞めるつもりはなかったんだけど、
「結婚した女は家庭に入るべき」
といきなりお説教してくる男性。
「今すぐ子づくりしないと奇○児が生まれる確率が上がるからこれからホテル行こう」
と言いだす×2の男性。
体をじろじろ見て
「安産型じゃない…」
とブツブツ言う男性。
「結婚したら介護や看護師の資格をとって、うちの親・祖父母の面倒を見ながら子供を産め」
とか。
「無理です」
と言い返したりしてたから、向こうからお断りされることもあった。

相手からの話を聞いたおばちゃんは、私のことをすっかり “ワガママな女” と認定したようで、
「もう結婚できるかどうかわからない年齢なのに贅沢すぎる」
と説教された。
そしてトドメの一言が
「あんまりワガママばかり言ってると、私みたいに子宮が破裂するまで殴るような人としか結婚できなくなるわよ!」
で、
「次の人を断ったら二度と紹介しない」
といって見せられた写真が、
魔人ブウみたいな体型の50歳。

464: 名無しさん@おーぷん 21/12/18(土)11:31:15 ID:Ma.w1.L1
(もうこのおばちゃんに頼るのは無理だ)
と、私もやっとそこで気づいた。
でもおばちゃんには住所も知られている(実家暮らし)し、せまい田舎なので
(トラブルになったら恐い)
と思い、やっと親に相談した。
めちゃくちゃ呆れられた。
(親に婚活することだけは伝えていたが、おばちゃんに『いつまでも親御さんの意見を聞いているからあなたは結婚できない』と言われ、相談していなかった。)

話を聞いて静かに怒っていた父がおばちゃんと会って話をつけてくれて、縁は切れた。
おばちゃんは父に対しても私のことを色々言っていたらしいが、父はガン無視したそうだ。

そこから父母・祖父母の情報網でおばちゃんの色々がわかったのだが、
『おばちゃんは保険事務所を経営している人(既婚者)の愛人で、おばちゃんが世話をした人は半ば強制的にそこの高額生命保険を契約させられる』
だとか、
『おばちゃんの子宮が破裂するほど殴った元旦那はその後も事件を起こして今は収監中』
だとか、真偽は不明だがとにかくとんでもない話ばかりある人だった。

そんな人が市の紹介で来るのも恐いし、
(あんまりこの地元は好きではないな…)
とも気づいたので、私は仕事を辞め、実家を出てそこそこの都会で就職した。
そこで今の夫と出会い、現在に至る。

例のおばちゃんはその後もしばらく活動を続けていたらしいが、
元旦那が出所してきたのとほぼ同時に、市内からいなくなったらしい。

そんな神経のわからんおばちゃんに半ば洗脳されて売られかけた私の神経もわからん。



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